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国内添乗員によるツアーの下見報告や添乗の日記をご紹介します。 |
太平ツアー添乗員が順番に担当します。 |
随時更新しますのでお楽しみに! |
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2014年8月〜10月 |
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【2014年11月28日更新】
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2014/10/27 「大泉宝店会ツアー 酒蔵見学と極上のバーベキュー」 添乗報告
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北垣 繁(きたがき しげる) |
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宝店会ツアー(正式名称は「大泉宝店を目指す会」)も9回目を迎えました。今回の行き先は群馬県沼田市と川場村。総勢20名で向かいます。まず水芭蕉ブランドで知られた永井酒造を見学。人間のやることと機械がすることを明確に分けたきれいな工場でした。
大人気の道の駅・川場田園プラザでお買い物を楽しんだ後は、巨大な釣り堀がある川場フィッシングプラザで極上肉を持ち込んでのバーベキューです。火を着けるところからやるので結構大変ですが、皆さん楽しみながらうちわで扇いでいました。ステーキ用の肉なので本当に美味しかったです。
お腹いっぱい食べた後は、望郷の湯でゆったりサッパり。帰りの車内は皆さん爆睡状態でした。いつもの太平ツアーとは違う「宝店会プロデュース」のこのツアー。来年もやります。是非ご参加下さい!
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1.宝店会会長、もんじゃ焼き わらべの大将、加藤さん。
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2.「本物」しか扱わない、 三又酒店 比留間さん。
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3.「管関係」はお任せ下さい。
小林管工 小林さん。
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4.フェイシャルケアサロン、 ビバハウス大泉学園店の代表
中塩屋さとみさん。
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5.映画館、T・ジョイ大泉の 繁田さん。
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6.「今朝も駅にいた」
区議会議員の高松さとしさん。
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7.添乗員は私、北垣繁です。
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8.永井酒造に到着。 きれいな酒蔵です。
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9.営業部長が熱心に語ります。
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10.お待ちかねの試飲タイム。 やっぱりこれが一番!
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11.道の駅田園プラザは 月曜日なのにバスも一杯。
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12.ステーキ用の極上肉!
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13.火起こしは結構大変です。 でも楽しい。
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14.豪華なバーベキュー。
魚介類もあります。
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15.お腹いっぱいになりました!
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【2014年11月25日更新】
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2014/10/19 「キャラバン登山ツアー 赤久縄山」 添乗報告
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北垣 繁(きたがき しげる) |
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今回のキャラバン登山ツアーは、お客様15名に対し、スタッフ5名(山岳ガイド、キャラバンスタッフ2名、太平観光添乗員2名)の総勢20名で、群馬県南西部の御荷鉾山系の赤久縄山(あかぐなやま)に行きました。
狭い林道を通るのでマイクロバスを使用しましたが、車内が狭い上に荷物も多く、さすがに20名だと疲れました。今回は入社2年目の藤原麻未のキャラバンツアー初添乗でした。お天気に恵まれ、登るにつれ木々も色づきを濃くしていき、適度な運動量の楽しい山歩きでした。非常に行きにくい山なので、好天の日曜日だというのに誰にも会いませんでした。
温泉でサッパリし、帰りの車内ではいつものじゃんけん大会を行い、キャラバンからプレゼントを贈呈しました。ご参加された皆様、ありがとうございました。
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1.準備運動をしっかり行います。 狭い車内から解放されて気持ちが良い。
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2.一列になってゆっくり歩きます。
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3.秋の花も咲いています。
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4.見上げると青い空と 紅葉がきれいです。
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5.藤原麻未21歳。 楽しそうな笑顔です。
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6.山頂での集合写真。
恒例のキャラバンとレキ社の旗。
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7.山頂直下からバスに乗り込みます。
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8.狭いながらも楽しい車内。
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【2014年11月21日更新】
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2014/9/15〜16 「北アルプス西穂独標」 添乗報告
長瀬拓磨アルプスデビュー!
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北垣 繁(きたがき しげる) |
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総勢14名で行って来ました。上高地スタートで新穂高ロープウェイで下る計画でしたが、上高地への道が特別規制日でタクシー等の乗換が必要で時間的に厳しいと考え、ロープウェイで上りました。はじめて乗りましたが、標高差845mを一気に上り7分で標高2156mの西穂高口駅まで運びます。 昼食を食べて準備運動をして12時半にスタートしましたが、2時には今日の宿、西穂山荘に着きました。時間がたっぷりあるので夕食まで飲みながら過ごしました。
翌朝は6時前に西穂独標に向けてGO!明るくなるにつれ青空が広がりゴキゲンです。独標への最後の上りは岩場でもあり、登山初心者の長瀬はちょっとビビッていました。山頂からは西穂高岳から奥穂高岳までバッチリ眺めることが出来ました。「西穂高岳まで行きたい!」と言い出す方までいてちょっと困りましたが、ここから先は上級ルートで超危険なのでもちろん行きませんでしたが、武川ガイドが言うにはガイド1名に対してお客様2名であれば何とかお連れすることが出来るようです。
慎重に下って西穂山荘まで戻り、またロープウェイで下るつもりでしたが、皆様「全然歩き足らない!」とのことでしたので、私は「のんびり派」のお客様1名と2人でロープウェイで、長瀬は皆様と一緒に上高地に下りました。新穂高からバスで上高地へ向かいましたが、たぶん1時間は皆様を待つと考えていたら、バスの到着とほぼ同時期に皆様到着!かなりのハイペースで歩かれたようです。皆様本当に元気です。
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1.2階建ての新穂高ロープウェイ。 一気に標高2156mまで運びます。
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2.これから西穂山荘を 目指してスタートします。
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3.割と歩きやすい道です。
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4.朱い屋根のきれいな 西穂山荘に到着。
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5.午前6時45分。 空が青くなりました。
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6.目の前が西穂独標。
岩場が続きます。
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7.独標に到着! 360度の絶景が広がります。
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8.西穂高岳から奥穂高岳まで 見通せます。
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9.添乗員2人で記念撮影。
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10.岩場を慎重に下る。 焼岳も見えます。
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11.上高地へ軽快に下る。
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12.上高地。 もうすぐゴールです。
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【2014年11月14日更新】
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2014/10/10〜12 「火打山と北信五岳のひとつ 黒姫山」 添乗報告
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北垣 繁(きたがき しげる) |
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2011年6月に小屋(高谷池ヒュッテ)に着く時間が遅れて登頂できなかった火打山と、コスモス園で知られている黒姫山に11名で行って来ました。3年前は新緑の季節でしたが、今回は紅葉の季節です。1日目、青空の下、盛りの紅葉を眺めながら順調に歩いて高谷池ヒュッテへ。完全予約制で今日は満館とのこと。おかわり自由のカレーとハヤシライスが美味しかったです。
2日目も良い天気で、歩きやすい道を順調に進み火打山に登頂!3年ぶりに登れました。早朝は人も少なく最高です。昨日と同じルートで下山はせず、黒沢池ヒュッテから燕温泉へ下るルートに入りました。武川ガイドが「長いコースだよ」と言った通り、歩き応えのあるルートでした。途中登山道が崩落していましたが、皆さんものともせずに通過。本当に元気です。今日は赤倉温泉の旅館で泊まり。料理が多くて食べきれないほどでした。
台風の影響で数日前の天気予報は雨でしたが、台風が沖縄で停滞して近づいて来ないため、3日目も晴れ。ツイています。5時にタクシーで登山口に向かいましたがドライバーが道に迷い、結果6時の歩き出しになりました。標高差は1200mあるので結構ハードな山行です。しかし青空と紅葉さえあればいくらでも歩けます(?)5時間かかって11時に山頂に着きました。3連休の中日なので登山者がたくさんいました。360度のパノラマを堪能し戸隠方面へ下山開始。下りも長い長い。林道に出てからも長い長い。いいかげん歩くのが嫌になった頃、バスが見えてきてホッとしました。温泉に浸かり美味しい戸隠そばを食べて帰路につきました。とても充実した3日間でした。
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1.笹ヶ峰登山口。 ここからスタートです。
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2.歩きやすい紅葉の登山道。
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3.青空と紅葉がきれいです。
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4.火打山が見えて来ました。
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5.今日の宿 妙高市営 高谷池ヒュッテ。
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6.夕食はカレーとハヤシライス。 美味しいです!
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7.青空の下の火打山。
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8.登頂できて「嬉し〜!!」
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9.私も記念撮影は忘れません!
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10.妙高山を眺めながら 黒沢池へ下ります。
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11.ドーム型の黒沢池ヒュッテ。
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12.崩壊地を慎重に移動します。
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13.青空と紅葉と 下界の眺め。
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14.危険な箇所は
武川ガイドがフォロー。
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15.赤倉温泉 香嶽楼の食事。
この後どんどん出ました。
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16.黒姫山の樹林帯を行く。
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17.秋の花や実が
思った以上にありました。
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18.天気が良いと紅葉もきれい。
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19.皆さんちょっと疲れ気味!?
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20.登った人にしか
味わえない絶景です。
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21.戸隠への下山道。
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22.紅葉はきれいだけど 結構疲れました。
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23.疲労した身体にトドメの 林道歩き。帰りは爆睡です。
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【2014年11月12日更新】
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2014/8/23〜25 「岩木山・八甲田山 三陸復興国立公園 階上岳」 添乗報告
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北垣 繁(きたがき しげる) |
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7月は山小屋に泊まってアルプスの縦走。8月は温泉宿に泊まって東北の山を歩く、というのがここ何年かのパターンですが、今年は航空機を利用して青森県の2つの百名山と秘湯 酸ヶ湯温泉、そして三陸復興国立公園に組み込まれた階上岳(はしかみだけ)を歩いて来ました。天気は今ひとつでしたが本格的に降られることもなく、思った以上に花も咲いていました。酸ヶ湯温泉は泉質最高で、種差海岸の民宿の食事は素朴だけど新鮮で美味しく、楽しい旅でした。
9月24日に天皇皇后両陛下が種差海岸をご訪問されました。種差海岸と一緒に三陸復興国立公園になった階上岳は、今後注目されると思います。
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1.5年ぶりの岩木山。 ガスで何も見えません。
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2.夕暮れの酸ヶ湯温泉旅館。 温泉の硫黄のニオイが漂います。 |
3.八甲田大岳山への道。
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4.思った以上に花がありました。
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5.きれいです。
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6.強風とガスの山頂。 滞在時間60秒!
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7.それでも記念撮影だけは
忘れません。
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8.快適な木道。 歩くのが楽しい。 |
9.八戸線、元気に走っています。
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10.真新しい看板。
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11.青森・岩手の県境、階上岳。 ここもガスっています。
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12.蕪島神社を参拝。
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【2014年10月24日更新】
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2014/10/14〜16 「みちのくの紅葉めぐり」 添乗報告 |
北田 達章(きただ たつあき) |
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10月14日(火)〜16日(木)の2泊3日で私(北田)の故郷、東北は秋田・森吉山と八幡平アスピーテラインの紅葉を見に行ってきました!30名様のお申し込みがありましたが、当日は台風19号が近づいていた影響もあり、25名様での出発となりました。風は強いものの雨も降ることなく、東北道はガラガラで予定より早く宿泊の田沢湖高原温泉に到着。希望者は乳頭温泉の一番奥にある「孫六温泉」へご案内しました。紅葉も見頃を迎えていて、趣ある孫六温泉を堪能されていました。
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← 紅葉に染まった秘湯・孫六温泉
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2日目は雲一つない晴天になり、朝一番乗りで抱返渓谷へ行きました。紅葉は色づき始めでしたが、遊歩道の奥に行くにつれ色づきが濃くなり、見どころの回顧(みかえり)の滝は勢いよく滝が流れ両側の紅葉はとてもキレイでした。その後は、角館駅から阿仁合駅まで秋田内陸縦貫鉄道に乗車しました。乗車時間が約90分とちょっと長い乗車かな…と心配しましたが、車内にはアテンドの方が車窓案内をしてくれたり、見どころではゆっくり走ってくれたりしたので皆様楽しく乗車されていました。
そして、メインの森吉山は、ロープウェイの中腹から見たブナの色鮮やかな紅葉が見事!山頂からは、鳥海山や秋田駒ヶ岳なども一望できて最高でした!
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晴天の抱返渓谷
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紅葉の回顧(みかえり)の滝
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森吉山のブナの紅葉 パート1
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森吉山のブナの紅葉 パート2
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紅葉の山々の間を縫うように走る 秋田内陸縦貫鉄道
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田沢湖のシンボル「たつこ像」と 秋田駒ヶ岳
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最終日は、秋田から岩手を走る八幡平アスピーテラインを走りました。八幡平の山頂は紅葉のピークが過ぎていましたが、秋田県側の玉川温泉付近は本当に紅葉がすばらしく、バス車内のお客様から「わぁ!」「きれい!」などの歓声があがりました。昼食も小岩井農場のたまごをふんだんに使ったオムライスをご用意。出来たてで温かフワフワなオムライスを堪能しました♪
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八幡平からの眺望
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小岩井農場の美味しいオムライス♪
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今回ご参加下さいました25名様、台風が近づく中、ご参加下さり本当に有り難うございました!お天気にも紅葉にも恵まれ素晴らしい3日間を過ごすことができました!また、皆様とご一緒出来ることを心より楽しみにしております。
来年も東北(みちのく)の紅葉めぐりのコースを企画しますので、スケールの大きい紅葉を見たい!というお客様、是非東北の紅葉を見に来て下さい。皆様のご参加お待ちしております。
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【2014年10月7日更新】
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2014/8/23〜24 「大曲全国花火競技大会」 添乗報告 |
長瀬 拓磨(ながせ たくま) |
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8月23日(土)〜24日(日)、秋田県大仙市で行われた「第88回大曲全国花火競技大会」に、先輩の北田と共に行ってきました! 前日まで大雨が続いていた秋田県でしたが、当日は天気に恵まれて最高の花火大会日和となりました。
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← 大曲では昼花火も行われます。 夜の花火とは違い、こちらは煙の芸術!
パーンとはじけたあと、煙がくるくると 螺旋状に長く広がり、花や星模様になります。
煙の色も鮮やかで形も楽しく、とても楽しめました。
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大曲花火大会は日本一の競技大会であり、各大会で上位に入賞し、3種目の花火を作ることが出来る花火師しか出場することが出来ません。その為、「内閣総理大臣賞」や「経済産業大臣賞」など名誉ある賞が贈られる、花火大会の甲子園みたいな大会なのです。全国から選りすぐりの花火師が参加するため、迫力満点で幻想的な美しい花火を沢山見ることができます。
私が感じた大曲と他の花火大会の違いは、やはりワイド感!!端っこの席からでも大迫力の花火を楽しむ事ができ、また競技であるからこその花火師達の熱い心のこもった花火は息をするのも忘れてしまうほどの美しさ!私は2年連続でこの花火大会を観覧できたのですが、去年より迫力やクオリティーが上がっていて、仕事を忘れて花火に見とれてしまいました。
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( ↓ 写真の腕がなくてすみません。とにかく美しい花火でした。) |
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大曲は日本一の花火大会なだけあり、毎年全国から約80万人が来場します。それだけ“見る価値のある花火大会”となっておりますので、来年も大曲花火大会の桟敷席を頑張って取り、皆様に素晴らしい夜空の祭典をお届け出来るようにしますので、是非ご参加下さい。
今回参加して下さった皆さま有り難うございました。また来年の大曲でお会いしましょう!
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【2014年10月9日更新】
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2014/8/1 「山楽教室 プレミアム剱岳」 添乗報告+お客様からのお手紙
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北垣 繁(きたがき しげる) |
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2014年8月1日〜4日に、雪と岩の殿堂 剱岳に行って来ました。ツアー登山の場合はほとんどが別山尾根の往復ですが、今回は「プレミアム剱岳」ということで、映画「点の記」のルート長次郎雪渓を登って別山尾根を下りました。お客様10名に対し、山岳ガイド4名、添乗員1名の万全の体制で臨みました。天気も抜群に良く最高の体験ができました。
このツアーに参加されたM.TK様からいただいたメールも下に掲載していますので、是非ご覧下さい。
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1.立山室堂で準備運動。 立山三山がよく見えます。
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2.雷鳥坂を登り今日の宿、 剱澤小屋を目指す。 |
3.熱々のフライとビーフシチューの
ディナー。レベル高いです!
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4.アタック当日。4時出発。
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5.日本三大雪渓、
剱澤雪渓を下ります。
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6.長次郎出合。 ここから長次郎谷を登ります。
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7.アイゼン、ストック、ヘルメットを 着けてひたすら登る。
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8.熊の岩と水越ガイド。 ここからもっと急になります。 |
9.元気です。
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10.長次郎のコルからの登り。
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11.これを超えたら頂上です。 |
12.山頂は別山尾根から 登ってきた人で一杯です。
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13.雪と岩の殿堂 剱岳登頂!!
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14.慎重に下ります。 |
15.これから難所の カニの横ばいへ
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16.この高度感は他の山では
なかなか味わえません。
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17.カニの横ばい通過後のスナップ。 |
18.3日目の朝。剱澤小屋の 佐伯友邦さんと。
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19.花の咲き誇る奥大日岳へ。
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20.奥大日岳山頂! |
21.チングルマがたくさん 咲いていました。
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太平観光 北垣 繁 様
久しぶりに、感想メールを送ります。
剱岳ツアーでは、本当に皆様にお世話になり、ありがとうございました。感謝の一言です。 守門岳で肋骨骨折をしてしばらくは、自暴自棄というか、なんてついていないんだろうとボヤクことしきりでした。 それでも、なんとかならないだろうかという思いだけは強く、また、希有なことに、家族は諦めるには早いんではと言ってくれていたので、いろいろと模索はしていました。 とにかく、山ではさまざまなことが自己責任で行われますので、自分でどこまでやれるのかが分からないと判断のしようがありません。それで、実際に、どのくらい歩けるのかとか、どのくらいの重さの物を背負えるのかなど、実験してみました。 これまで、夏の縦走では12キロくらいのリュックをしょって歩いていましたが、9キロの荷物をしょって駅前のライフから家まで歩くのがきついことがわかりました。 普通に歩くには問題はないけれど、上り坂になると、とても呼吸が苦しく、普通のペースでは無理だということもわかりました。コルセットをしていると、暑くて汗をビッショリかくけれど、それ自体が熱中症を引き起こすことにはならないこともわかりました。 山歩きは基本的にはゆっくりですから、コルセットをしたままでも、荷物さえ減らせば何とかなるかも…という希望が見えてきました。 それで、ずうずうしくもご相談に上がったのです。 武川さんからはいともあっさり、ご承諾をいただきました。社長にも、その気にさせられました。なんだか夢のようで、それでも、自己責任という文字が重かったです。 唐松岳・五竜岳縦走に参加して、自信がつきました。 最初はおっかなびっくりだったのですが、意外に歩けるなあという感じでした。岩場でも、コルセットしていることで、不自由を感じることはありませんでした。武川さんの直後を歩かせていただいたので、ペースが乱れることもなく、呼吸が苦しくなることもそれほどはありませんでした。 あとは、剱岳登山に必要な、普段は持っていないものを加えて、どこまで荷物を減らせるか、それが問題でした。それと、剱岳登山参加者は、精鋭ぞろい、ということがありました。五竜より上級の山で、ほかの人の足を引っ張らずに済むかどうか… 初日、室堂から歩き始めて、疲労が回復していないことに気付きました。足が異常に重く、体が思うように動かないのです。リュックも水を入れると、9キロを超していましたから。 雪渓で、雪を蹴ってるいているうちに、足がバテバテになりました。これで明日、歩けるのだろうかという不安でいっぱいでした。 剱御前からは下りだったので、フラフラになりながら歩きました。小屋に着いて、部屋に入ったときにはもうぐったりでした。 でも、小屋は快適で、ガイドさんや北垣さんがテントに行ってしまったのはちょっと不安でしたが、それでも、ゆったりすることができ、足をマッサージしたり、湿布を貼ったりして翌日に備えました。 アタック当日、いい天気でした。滑り出しは快調で、下りだったせいもあり、前日より、いい調子で歩きました。TNさんと二人が武川班で、気の知れた者どうしで気楽でした。長次郎の出合からは、上りになりました。前の晩、一晩で、かなり疲れがとれたように感じました。 びっくりしたのは、そのあと、ブロック雪崩にあった時です。 最初は、何が何だかわかりませんでした。落石だと思いました。でも、大きな雪の塊が次から次へと落ちてきました。 TNさんと私は、武川さんとはちょっと離れたところに斜面に横に並んで立っていました。ちょっと上のほうで、佐伯班のKさんが転ぶのが見え、大きな塊が落ちてくるのに気付きました。その塊が、前方で斜面にあったって割れ、その一部が飛んできたのだと思います。 バシッという音がして、右足がしびれて何も感じなくなりました。それでも、まだ、雪の塊は落ちてきていましたから、そのままじっとしていました。 雪崩が収まってから、Cさんが負傷したことがわかりました。私も、足に当たったことを申し出ました。 歩いて、武川さんのところに行けるようになるまで、ちょっと時間が必要でした。それでも、なんとか歩いていくことができました。 あざができているだろうということは直感でわかりましたが、ちょっと痛いだけで、触れなければ大丈夫そうでした。ですから、「Cさんと一緒に小屋に戻ろうか?」という武川さんの申し出を断って、残りました。「ここで戻るぐらいなら、キャンセルしたままで、剱岳にのぼりには来ていない」という思いでした。 でも、実際には、その後が大変でした。 当面は、男組に吸収されて、水越班でほかの班と合流し、TNさんと二人が、どの班に振り分けられるかの相談がガイドさん達でありました。 このとき、稲永ガイドが「歩きがうちが一番近そうだから、うちで二人を引き取ります」と言ってくれました。私にとっては、結果として、本当にありがたい申し出になりました。 熊の岩までは、それほど、問題はなかったように思います。 ただ、なかなか雪渓が終わらず、それなりに大変でしたが、それでも、前日、「8時までに熊の岩に着かない場合、あるいは、それまでに疲労困憊してしまい、それ以上上るのが難しい場合は、リタイアーしてもらう」という話を聞いていたので、それにはひっかからずに済んでよかったと思いました。 熊の岩から上は、さらに雪渓の斜度が増すので、ローピングをしました。この後です。大変だったのは。 荷物を軽くするために、歯の短い、アルミ製の軽いアイゼンを履いていました。このアイゼンが、利かなくなってしまったのです。アイゼンの歯と歯の間に雪が玉になってはさまり、歯が浮いてしまい、滑るのです。 一歩踏み出しても、踏み出しても、斜面を登れないのです。滑るたびに息をのみますから、呼吸が乱れます。また、同じところを何度も踏み出すので、やたら疲れます。 特に、斜面に対して、直登しようすると駄目でした。やや、斜めに登ることはできるのです。 何度も、何度も滑りました。 泣きそうになりました。 そのたびに、全員がストップしなければならないのです。 TNさんが、アイゼンに着いている雪玉をとってくれました。それでも、数歩登ると、すぐに雪玉ができてしまいます。何度滑り、何度止まり、なんど、ロープで留めていただいたかわかりません。普通だったら、舌打ちの一つも出ていて、おかしくはなかったと思います。 わたしは、もう、自分のことしか考えられず、どうしたら、滑らずに済むか、それしか考えられませんでした。怒られてもしょうがないけれど、呼吸は苦しいし、もう、引き返せるところではないし、行くしかないと、ただそれだけを思っていました。 やっと、長次郎のコルにたどりついた時、もう、疲労困憊で、何も言えませんでした。道具、装備の大切さを痛感しました。 稲永さんが、笑いながら、「おれ、何回も人命救助したよな。」と言ってくれました。嫌な顔ひとつせず、です。 そして、「少し休もう」と気遣ってくれました。 その後の岩登りは、雪渓登りに比べたら、雲泥の差で楽でした。 もちろん、ストックにすがりついていた腕は疲れていたし、足も、右足は、足首を90度以上曲げると、雪の塊が当たったところが痛みました。でも、すでに頂上に着いて、私たちの到着を待っている先行班からこちらの位置を問い合わせる通信が入ったりして、待ってもらっているということがわかり、それなりに頑張らなくては、という思いでした。 意外にあっけなく、頂上に着きました。なんだか、気が抜けてしまったようで、うれしいよりも、ほっとした思いが強かったです。 いただいた写真データを見ても、もう、くたびれて、どう仕様もないという顔をしています。 頂上で、20分ほど休みました。 下り始めて間もなくすると、カニの横ばいのところで、ちょっと前に先行班が待っているのが見えました。追いついてしまったと思いました。 カニの横ばいでは、稲垣ガイドが一人一人、最初の足場が見えないところの補助をしてくれました。手で、私たちの足を、足場に持って行ってくれたのです。 私は先頭だったので、行ける所まで、先に行くように言われました。 途中までは、いい調子でした。練習に比べたら足場はしっかりしているし、カラビナをかけているので、怖い気はしませんでした。
ふと見ると、かなり下にボルトがあって、ちょっと、 そこまでは、足が届かないところに来ました。そんなわけはないと、もっとよく見るべきでした。あるいは、ガイドさんが来るまで待っているべきでした。先に行かなければという思いが強くて、その、下のボルトまで、下りようと思いました。もうちょっとで、ボルトに足が届く、という段になって、上に残してある足のつま先が岩に挟まって抜けないのに気付きました。 どう頑張っても抜けないのです。下の足は、宙ぶらりんです。 どうしよう・・・?と思っていたら、稲永ガイドが飛んできてくれました。 岩の隙間を縫って、私の下に入り、まるで、平地に立ったかのごとく、下から、私を担ぎあげてくれたのです。実際には、対岩にボルトがもう1本売ってあって、それが、足場になっていたのですが、私には見えなかったのです。
そのボルトに腰をかける形で体制を整え、岩から足を引き抜くことができました。またまた、助けていただきました。 それからも、岩場に来るたびに、せっかく、一番危ない所を無事に通り抜けてきたのに、こんなところで怪我をしたのではしょうがないからと、鎖にはカラビナをかけ、 また、鎖のないところでは、足場を丁寧に指示してくれました。 疲れてくると、叱咤激励し、また、冗談を言って笑わせてくれました。休憩も、登りの手前で取ると腰が重くなるから、登り切ってからと、ちゃんと説明してくれました。一服剱で休んだ時には、はるか彼方に見える剣沢小屋を眺めながら歌も歌ってくれました。そこからのくだりを終え、もう、あとは危ない所はないから、ガイドは終わりと言いながらも、道を間違えるとまずいと言って、ずっと、小屋までガイドしてくれました。 小屋に着いて、ちゃんと4人とも登れてよかったと言ってくれましたが、ほかのひとはともあれ、私は、稲永ガイドさんでなかったら、登れなかったのではないかと思っています。 ほんとうに、いいガイドさんでした。たくさんお世話になりました。 それにしても、ほかの班でもいろいろなことがあって、帰りのバスの中で、みんなが揃って一緒のバスに乗って帰ることの素晴らしさを実感しました。 当たり前のようですが、決して当たり前ではないのですね。 このような企画をしてくださった、武川さん、社長に感謝です。また、武川さんの要請にこたえて、私たちを剱岳に連れて行ってくださったガイドさんたちにもお礼を申し上げます。 そして、苦しいときも、いつもそばで支えてくれた、山の仲間たちにもありがとうです。 これまで、いろいろな山に登ってきましたが、今回は、自分が登ったというよりは、「登らせていただいた」という感じがしています。 こんな経験は初めてです。 ありがとうございました。
大変長々と失礼しました。 単なる感想です。 M.TK
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