|
現在世界で知られている世界遺産は約830件ありますが、その規模・歴史文化・自然環境などの価値があるどれも素晴らしい物で、目にした人を感動させています。
私も仕事またはプライベートで約55ヶ所の世界遺産を訪れましたが、中でも特に心に残っているのは次の5ヶ所です。
本当に、これらは皆さんに見て頂きたい風景ばかりです。ツアーでもよく訪れる場所が多いです。沢山の人に見て頂きたい!!是非ご一緒しましょう!
1位◆兵馬俑坑(中国・西安)
兵馬俑坑は紀元前221年に中国を統一した秦の始皇帝陵墓の東1.5kmのところにあり、1974年に地元の農民が井戸を掘るときに偶然発見したものです。傭坑は3つあり、広さは2万平方メートルにも及びます。全部を発掘すれば、等身大の陶俑(将軍俑、武士など)・俑馬・戦車など合わせて8,000体余りと、10,000点以上の実用兵器が出土する予定です。まさに秦国軍隊編成の縮図であり、秦時代の歴史を研究する上で極めて貴重な実物資料となります。そしてここでは今現在も発掘、修復の作業が続けられており、博物館の中で作業の現場も見られます。
この兵馬俑の一体一体(繰り返しますが等身大です)は表情や服装がすべて違う上に、すべて極彩色の焼き物だったのですから、制作にどれほどの労力を掛けたのか・・・その想像を絶する壮大なスケールと、精緻かつ明快な彫塑技法は、見る人を圧倒します。
2位◆アンコール遺跡(カンボジア)
9世紀から1432年まで続いたアンコール朝の壮大なヒンドゥー教建造物ですが、建造物としてだけでなく「クメール美術」としてもすばらしいものです。アンコールトムにある観世音菩薩の四面仏は大変魅力的で、その微笑には本当に心が慰められます。また、アンコールワットは世界の中心にあるメール山を模していて、3つの回廊に「天国と地獄」「乳海攪拌」「インド古代の叙情詩」が描かれているのですが、そのモチーフはとにかく見事という他ありません。とにかく1つ1つの彫刻が細かくて素晴らしく、それが至る所に施されているのです。
現在のところアンコールワットの彫刻は触れる程近くで見られるのですが、観光客も増えて一部風化してしまっているところがあり、近い将来これらもガラス越しの展示になってしまうのではないかと思っています。興味のある方は、今の内に見に行かれることをお勧めします。
3位◆九寨溝(中国・四川)
原始的・神秘的な九寨溝の山水は「人間の仙境」「神話の世界」と称され、100以上の澄み切った湖沼と樹林のなかで何段にも分けて流れ落ちる滝によって、千変万化の美しい自然景観を呈しています。私が見た自然景観の美しさでは、この景観が最高峰ではないかと思います。水の色の美しさ、深さ、多様さについては、本当に「美しい」と言う他に言葉がありません。また、入口から35kmも分け入った先にある巨大湖群であるため、そのスケールの大きさにも圧倒されます。これまでここへお連れしたお客様で、感動されなかった方はいないのではないでしょうか。
4位◆タージマハール(インド)
ムガール帝国5代皇帝が、亡くなった王妃のために22年掛けて作った白亜の霊廟(お墓)。世界の3大美術建築の一つとされており、建築物としての価値が非常に高い世界遺産です。
とにかくそのデザイン性に驚嘆します。細やかで美しく、数え切れない宝石が埋め込まれた壁面彫刻、恐ろしいほどシンメトリーで、真っ白な外観・・・何か霊的なものさえ感じます。これが1人の女性のお墓かと思うと、その思いの強さはどんなものだったのでしょうか。
5位◆ハロン湾(ベトナム)
ベトナム屈指の景勝地。「海の桂林」と呼ばれており、カルスト地形大小3000もの島が、1500平方キロメートルの海域に浮かんでいます。
桂林は川のカルストですがハロン湾は海のカルストタワー。海であるため景色が外に向かって大きく、広がりを感じます。ここは世界遺産に登録されるまでは小さな港町だったそうで、人々が自然のなかで普通に生活していた様が感じられ、そこに残る異形の島とのミスマッチに何故か親しみを感じます。
|